BLOG



love, light, hope for 2012

IMG_0048 - コピー.jpg


今年の目標


できるだけ沢山の友と会い、語らい、時を共有し、呑み交わし
泣き、笑い、戦い、抱き合って毎日を過ごそう。


一瞬をもっと味方につけて、こちら岸にきてもらおう。









ロランと私

roland2.jpg

Roland Flexner
ロラン・フレクスナーと京都で連日ウィスキーを呑んだ。
ロランは写真では誰にも師事しなかった私の唯一のmentorであり親友でもある。
シャボンととインクを使った彼の作品はNYのメトロポリタンミュージアムにも貯蔵されていて、創る作品はどんなに高値でも翌日完売という本物のアーティスト。



彼が凄いことはNYの苦学生だった私にもうすうすわかっていた。
あることないこと喋りまくる自己顕示欲の強い人間が多いNYで
ロランのような裏表のない、しかも作品も人柄も素晴らしい人に会えたのは
軽い事故のようなものだった。


事あるごとに私たちは彼の奥さんと娘さん公認で夜の街に繰り出し、ロランは私に
ハイクラスな美術界の大物たちを、私はロランにダウンタウンで頑張る仲間たちを紹介しあった。

時に頑固な私はロランのアドヴァイスを受け入れず彼を落胆させたこともあった。
‘誰もが僕に頼み事をしてくるのに優希だけはただの一度もしてこないね、僕はその時を待っている‘そう何度も言ってくれていた。
彼のようなアーティストにサポートしてもらえるなんて喜ぶべきことなのに。


再会の京都。祇園のとあるカウンターには3人の男のバーテンダー、目の前には30年熟成のウィスキーのボトル、BGMはなし。
お客は男の一人客が4組。その空間で女は私一人。
感動した。

ここに来る人は純粋にお酒を楽しみに、その純粋な目的の為にだけこのお店に来てるのだ。

いわゆるガールズバーに接待で連れて行かれたことのあるロランもこの違いに嬉しそうにしている。話ははずみ、夜も更ける。


有名になったとたん不自由になったと言うロラン。
名声とともに野心がなくなったと言う。
そしてその状態は‘孤独だ’とも。


よし、じゃあ私が孤独なんて感じないほど貴方を困らそうじゃないか。
さてさて彼へのお願い事はいったい何にしようかとウィスキー漬けされた頭でぐるぐる考えた。


そしてまだ今日も迷ってる。
























冨美子の足

N.Y monochrome 009ashi - コピー.jpg


フランスの著名な作曲家であるルノー・ガニュー(Renaud Gagneux)と京都で再会した。


2009年の秋に京都・パリ20区物語の企画で写真の展示を観に来てくれた際に少しお話しさせてもらい、帰国後にメールをもらってそこから親交がはじまった。


ルノー氏は事実上は何年も作曲活動はお休みし、今はパリの地下にもぐってパリの歴史を調査しては本にしている変わり者ではあるが、外国人が避けて通るこの日本の状況の中にもかかわらず1か月も日本に滞在し日本の友達を訪ねて回っているあたたかい人だ。


パリで私の大学時代の作品である自分の足をモチーフにした写真を見るなり購入したいと言ってくれ、‘君は谷崎の冨美子の足を読んだからこの写真を撮ったのか?‘
と質問された。
(冨美子の足は谷崎の短編で、老人が若い冨美子の足に魅せられるというお話。)


恐れ多いことながら、谷崎潤一郎の世界観は‘刺青‘を読んだ中学生の頃から
心の片隅にいつもじとっと存在する私的な指導者で、一度NYで第一線で活躍する建築家や写真家、美術館のキューレーターが集まる晩餐会にて谷崎の話になり、皆は‘陰翳礼讃‘の話で盛り上がってるところをいきなり私が佐藤春夫との‘細君譲渡事件‘について熱く語りだしたのでまわりの空気が冷めきった気まずいものになった事がある。それほど傾倒してたことがあるので、このルノー氏の質問はここ最近京都でぬくぬくと眠っていたさまざまな感情をよび起こしてくれた。

私の中の谷崎を見つけてくれてありがとうだ。



パリジャンらしくルノー氏はお酒の席で‘僕は君に恋する前に君の足と恋に落ちていた‘と粋なことを言ってくれた。この言葉に触発されて只今せっせと作品を創作中。


われこそは美しい足の持ち主だという方、ご連絡ください。








しんじゅくアートプロジェクト in 新潟

IMG_5906 - コピー.JPG


7月はほぼ東京に滞在。第1週目は東京から大久保児童館アートプロジェクト改め
しんじゅくアートプロジェクトの中高生対象の映像合宿に参加するために
みんなのおうち新潟に。
2010年から写真のワークショップを担当させてもらってるが、2年目の今年は
もう一歩深く子供たちと個々に話がしたくて映像班に無理やり便乗させてもらう。


ほぼ携帯の電波も入らない、車もめったに通らない、もちろんお店の一つも見当たらない、だだっぴろい草原の中に国籍年齢も異なる大人子供が50名新潟は魚沼市の小さな村で3日間寝食を共にした。


バスが夜に到着したおかげで今まで見たことのない数の星を目にすることができ
子供たちはそれぞれ遊び始め、大人はお酒をたしなみながら星を肴に延々と
話をした。
ロッジの外でテントをはって寝る子供も。テントの上が開くので、ほぼ外で寝てるのと同じ感覚で羨ましかった。
自然と一体とはまさにこのことで、新宿は大久保や歌舞伎町付近に住む子供達が楽しそうにはしゃぐ姿を見て大人達のテンションも上がる、というより大人、そして自分にこそ必要な体験だった。



IMG_5892 - コピー (2).JPG


翌日子供たちは朝からパン焼き教室。小学生に私の分も作っとおいてと強制し8時頃ゆっくり起きる。
朝ごはんの後は各班に分かれて夏をテーマに映像創り。
山へ谷へ歩く歩く。
創った映像は夜BBQした後、野外スクリーンで上映会をするというところまでが合宿の目的。

子供たち、映像の先生、学生インターンの方々が炎天下で撮影を終えて編集を頑張ってる間、私と無理やり連れて行った友人Sは50人分のご飯を用意するお手伝いをしたりお兄ちゃんお姉ちゃんにくっついて来た小さい子と遊んだりお風呂に入れたり。
朝昼晩のご飯の用意、後片付けをするとそれだけで一日あっという間に過ぎる。



IMG_5935 - コピー.JPG


IMG_5933 - コピー.JPG


IMG_5818 - コピー.JPG


今回ご飯をみんなで食べるというその行為はそれぞれの家庭、母国の事情をいったんは忘れてぐっとお互いを引き寄せたと勝手に思った。
作る方にもエネルギーや気持ちが入ってるから
それがちゃんと伝わってもいるのかな。


大量の虫や暑さと闘いながらも小さい子供たちの面倒を見てくれた友人Sが東京に帰った後、’本当に苦しかった。。’とつぶやいてた。
クーラーなし、お風呂一つ、50人雑魚寝、ドアを開けると草むらで虫だらけの状況は都会で生きる女子にはそりゃ厳しい。


少々過酷でもあったが、私自身はこの合宿に同行できたのはかなりの収穫であり、自分がこのプロジェクトでやらなければならない役割や目的が少し見えてきた。自分が教えたいのは勿論写真だけではないし、写真を言葉と同じように伝達のツールとして考えていくとその可能性は無限大だな。


写真のワークショップは10月から来年3月にかけて展開予定です。










Miyuki Tanigawa Exhibition in Hong Kong

dm21.jpg


2007年に出会い、以降コラボレーションしながらもお互いの道を歩んできた
テキスタイルデザイナーでありアーティストの谷川幸ちゃんの香港個展が
明日8月3日から14日までHarbour cityにて開催されます。


幸ちゃんとはあるお仕事を通じて名前を知り、なぜかそのうち絶対にこの人とは出会うのだろうな、という強い確信をもった数ヵ月後にはもう一緒に作品を創ってた。
運命のようなそんな出会いで、独創的な幸ちゃんの作品をまとった女たちを撮った写真はモスクワ、チューリッヒ、パリ、東京、京都、と都市を駆け巡り2009年には一緒にパリで展覧会までさせてもらった。


着物を自分のキャンパスに選び、その上に自身の内面から湧き上がるテーマを美しくも強烈に表現してきた幸ちゃんのプロ根性にはいつも本当に助けられている。
放浪癖のある私が、4年前に彼女に会わなければ今私は京都という街を拠点とはしていないとさえ思う。


今まで必ずやお互いの展覧会やイベントには駆け付けていたものの、今回は香港ということもあり断念。悔しい。


IMG_1489.JPG


IMG_1569.JPG


すべてはここから始まった。
懐かしや。

幸ちゃん、個展の成功を日本から祈ってます!



Calendar
<< February 2012 >>
SunMonTueWedThuFriSat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829
Archives
Recent comment
Others
Search this site.

Admin
1 | 2 | 3 | 4